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■オススメ Vol.29 
今回ご紹介するのは、葉祥明美術館の一番奥の部屋に展示されている作品です。「リラの部屋」と名付けられたこの部屋は、10歳の女の子リラちゃんのお部屋としてイメージして作られた部屋で、女の子が夢見るベットと家具で白い可愛い空間が作られています。この部屋では、小さな女の子だけでなく、誰でもが「癒しの空間」と感じる優しい雰囲気に包まれています。
葉祥明美術館の展示は、いつも各部屋のテーマに合うように考えられていますが、今回、リラちゃんのお部屋では絵本「おなかの赤ちゃんとお話ししようよ」の原画を数点、展示しています。この絵本は2000年に出版されて依頼、再版を重ね読み継がれている絵本です。
私たちは皆「お母さん」から生を受けます。お母さんと赤ちゃんは深くつながり、お互いが癒しの存在となります。この絵本はおなかの赤ちゃんからの語りで進んでいき、その気持ちを伝えてくれます。
『赤ちゃんが、平和で美しい、別の世界から、
 混沌としたこの地上にやってくるのには、
 深い理由があるのです。
 赤ちゃんは、意味もなくこの世に生まれてくるのではありません。
 すべての赤ちゃんが、おのおの大切な人生の目的をもっています。
 その実現のために、もっともふさわしい母親として、
 あなたを選んだのです。
 だから、人は一生を通して、
 感謝と愛着の念を自分の母親に抱きつづけるのです。

               (あとがき抜粋)葉 祥明 』

美術館の小さな部屋から、大切な想いをお伝えできれば幸いです。

葉祥明美術館
学芸員 長井香奈
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