
葉祥明が描く、広大な空と大地の世界。
今回おすすめする一点は、絵本『クレストンの青い鳥』の表紙を飾った作品です。およそ3年前、葉祥明は実際にクレストンの大地を訪れ、その印象について「北米大陸の大きさ、広さ、大空と大地の壮大さを感じた」と語っています。
本作では、画面の大部分を空が占め、雲を低い位置に配することで、果てしなく広がる“大空”の存在感がいっそう際立っています。その中に小さく描かれた「Bird」は、空の広大さを強調しています。
雄大な自然の気配と、詩情あふれる静けさが溶け合う、葉祥明ならではの世界をぜひご覧ください。
「ネイティブアメリカンの人々が古代より聖地として敬ってきた場所に、この世のものとは思えないほど神秘的で美しい青い鳥が、私たちを精神的な世界へと誘う……」
葉祥明の言葉です。
■北鎌倉葉祥明美術館企画展 2005年1月22日 (土) ~ 3月18日 (金)
YOH SHOMEI「2004年 新刊展」