葉祥明美術館

オススメ Vol.07「2004年 新刊展」

葉祥明が描いた広大な空と大地。
今回のオススメの一点に、絵本「クレストンの青い鳥」の表紙になっている作品を上げたいと思います。3年程前に実際にクレストンの大地を訪れた葉は、その印象を「北米大陸の大きさ、広さ、大空と大地の壮大さを感じた」そうです。

この絵の構図は空を大きくとり、雲を下に配置することにより「大空」がよりきわだつように描かれています。その中に、小さく描かれた「Bird」も空の広大さを強調しています。
この壮大な景色を再現した葉祥明の世界を、ご覧ください。
『ネイティブアメリカンの人々が古代より聖地として敬ってきた場所に
この世のものとは思えない程、神秘的な美しい青い鳥が私たちを精神的な世界に誘う…』
葉祥明の言葉です。

■北鎌倉葉祥明美術館企画展 2005年1月22日 (土) ~ 3月18日 (金)
YOH SHOMEI「2004年 新刊展」



葉祥明美術館
学芸員 長井