ただ、そんな中にもやはりお気に入りの場所はあります。一つは故郷・熊本の阿蘇、軽井沢の緑豊かな地、北海道・富良野の草原、そしてプリンスエドワード島もその一つです。実際に葉祥明はプリンスエドワード島に訪れ、その景色に身を置いたとき『どこもかしこも葉祥明の世界。一番驚いたのは、本人の僕です。ほんとうにこんな風景があるんだ!なるほどね、僕は何十年、知らずにこの島を描き続けていたのです。』(画集「Prince Edward Island」より)と言っています。今でも春夏秋冬、全ての季節の景色を見たいとも思っているそうです。